山市電機株式会社 採用情報 Enriching society and the future Our Bussiness

事業内容のご紹介

ステーター事業

発電機や溶接機といった、産業用機械のモーターを回転させるためのステーターを製造。また、モーターの組み立てや電車・車輌用のローターを製作しています。世界中で使われているさまざまなモーターの、エンジン部分に欠かせない製品。長年にわたる経験と知識により、高い品質とコストパフォーマンスを両立しています。

第三課のモーター製造では、入線・結線・成形などの作業を社員一人ひとりが習得することにより、高度なモノづくりを実践しています。小ロット多品種にこだわり、お客様のオーダーにきめ細かく応える体制を整えています。

モーターの仕組みって?

モーターは、「ステーター」と「ローター」という部品が合体してできています。ステーターとは、まんなかが空洞になっている固定子と呼ばれるもの。ローターとは、ステーターの中に入れる回転子と呼ばれるもの。ステーターとローターは、磁石のように電気を流すと真逆の方向に動くため、これによりモーターが稼働します。山市電機は、ステーターの組み立てを得意としています。

では製造現場をのぞいてみましょう

STEP1 入線

ステーターの溝に、巻いたコイル(電線)を入れていく作業。コツをつかむまでは、1台完成させるのに1日かかることも。しかし、技術を磨き経験を積めば、最速約15分で完成させることができます。

STEP2 結線

入線作業でステーターに納まったコイル(電線)を、さらに美しくまとめていく作業。リード線と呼ばれる電線と電線を、決められた組み合わせに圧着してつなぎます。そのほか、絶縁テープを電線に貼りつけていく細かな作業も。ミスを軽減するために、リード線を色分けしていることも当社の結線の特徴です。

STEP3 成形

いよいよ最終的な製品の形にしていく成形作業。寸法に合わせた治具を用いて、コイルを紐でまとめ、ハンマーで形を丸く整えていきます。一日に何百回もハンマーでたたくこともある、チカラとコツのいる工程です。

STEP4 検査

成形が終わると、通電させるために電線のエナメルを剥がし、最終工程の検査へ。目視により、規定の寸法通りの大きさに整っているかをチェック。電気の抵抗値や電圧の試験、インパルス波形の確認などを行い、当社製品として世の中へ出していいかを判断するため、厳しい目と責任感が求められます。

STEP5 ワニス含浸

できあがったステーターを、ワニスに浸して乾燥機へ。これにより紐やコイルを固めて、ようやくお客様へ納品できる状態に。ワニス含浸は、法的な規制が厳しく新規参入しづらい技術。まさに山市電機の信頼と実績を物語る工程です。